2020
05.25

心震わせる仕事

スポーツ

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仕事をしてて、なかなか泣くことってない。と言ったものの、僕は多い(笑)好きなことを仕事にできているから、ではなく、単純にそういう心震わせるような仕事ってあるよね、という話。

懐かしい話から始めたい。4年前、2016年にBリーグが開幕した。本当にリーグは統一され、ここからだ!と心底思えて嬉しかった。仕事として現地入りした僕は代々木体育館前広場でたくさんの関係者と挨拶をし、握手をした。そこには前向きな空気しかなかった。リーグ統一に誰もが期待していた。本当にたくさんの人と接した時間だったけど、そこでレバンガ北海道の社長とも挨拶をした。

 

Bリーグ初年度開幕戦

Bリーグ初年度開幕戦、アルバルク東京 vs 琉球ゴールデンキングス

 

僕、代表になったんです!

 

出会い頭に同氏に言われ、凄い興奮したことを覚えてる。僕らPSIの顧客第一号は北海道コンサドーレ札幌で、今でもお付き合いを続けてくれている関係にとても感謝してる。コンサドーレでの実績がなければその先の顧客開拓にも繋がらなかったと思う。その当時の担当者さんが同氏に繋いでくれて、札幌のホテルロビーで会ったのがまだNBL時代だった。同氏はまだ代表ではなく、それが初めての出会いだった。

 

北海道コンサドーレ札幌の野々村代表と当時カイゼンプラットフォームのオガジュン氏と平地

北海道コンサドーレ札幌の野々村代表と当時カイゼンプラットフォームのオガジュン氏と平地

 

レバンガ北海道のホーム開幕を前にして、まだまだ財政的に厳しかった経緯を持つ彼らとのひとつめのWORKは映像制作だった。PSIはマーケティングが得意な会社ではないの?と思うかもしれないが、僕らの強みは映像にもある。社内に優秀なビデオグラファーが2名いて、さらに沖縄に30名弱のクリエイターを抱えるパートナーがいる。質と量の双方を兼ね備えた体制でPSIは日本全国65クラブの顧客を対象に映像制作を担ってきた。

僕らが制作したのは営業用のツールとなる映像。スポンサー獲得のためのアポでアイスブレーク的に使われることを想定し、会場の雰囲気やファンの雰囲気、そしてバスケの興行というモノを多角的に表現した。少しは営業活動の助けになれたんじゃないかな、と自負している。これがBリーグ開幕ファーストシーズンのレバンガ北海道との仕事だった。PSIとしては設立後まもない頃で、こうしたひとつひとつの仕事を大切にし、やれる限りのことをやってきた。この開幕シーズンの仕事依頼も、いただけたことに本当に感謝の気持ちでいっぱいだった。

そして2シーズン目、ようやく支援させて欲しかったマーケティング部分でも仕事が始まった。やっとだ。やっとレバンガ北海道の集客に携われる!と興奮したことを覚えている。北海道日本ハムファイターズ、北海道コンサドーレ札幌、とスポーツを観るという文化について地盤のある土地で、北海きたえーるという場所を満員にしたい!そういう想いで始まり、今もその気持ちでいる。

レバンガ北海道は、僕らを信じてくれて、いろいろな挑戦をさせてくれた。本当に感謝しかない。この辺の話はマーケジンの記事でも紹介していて、ぜひ読んでほしい。横田氏には今でも感謝してもしきれない。その中でもひとつ大きな挑戦だったのが、オープニング映像の制作だ。

スポーツの興行における肝だとも思っているオープニング映像。会場が暗転し、試合前で1番ボルテージが上がる瞬間。むしろ開演中で一番の興奮ポイントかもしれない、あの会場全体が釘付けになる映像を僕らで創らせてもらっている。これは本当に、本当に興奮する仕事だ。そして、名誉な仕事だ。

普段オープニングムービーは会場に来ていただいた方への特別なGIFTということもあり、ウェブ上には公開されないものの、シーズンをコロナ禍で中断を余儀なくされたことから、こうしてSNS上にチームが公開してくれている。暗転した会場でこの映像を観る喜びとはまた違うが、ぜひ観てほしい。

 

「選手のプレーする姿が見たい」「ホームゲームの熱狂を感じたい」そんなレバンガロスの皆さまへ、2019-20シーズンのホームゲームオープニングムービーをお届けします。#オンラインから明日のガンバレを#ハッピー拡散#Bリーグ#レバンガ北海道

レバンガ北海道さんの投稿 2020年3月24日火曜日

 

映像はスポーツの魅力を語るのに1番必要なツール

 

これだけSNSが普及し、映像や動画は、ライフサイクルの中にズッポシ入り込んでいる。SNSを通して映像やら動画やらを1日に1回も見ない日はないだろう。なんなら1時間に1回も、ってくらいか。その中でも会場に足を運んだ『非日常の体験にお金を払ったお客様』をもてなす最大の装置がオープニング映像だと僕は確信してる。

僕がNBAでいつも圧倒されるのは、オープニングセレモニーであり、オープニング映像だ。とにかくかっこいい。どのチームで観たってかっこいい。これはマジソンスクエアガーデンを城としているニューヨーク・ニックスのもの。

 

 

こっちはブルックリンをホームタウンとするブルックリンネッツのもの。

 

 

最高だ。この瞬間。この瞬間を創り出したく、レバンガ北海道の映像演出に携わっている。

 

受け入れられなかった!?

 

Bリーグ2シーズン目が開幕し、ホーム開幕戦、北海きたえーるで僕らのオープニング映像が流れた。拍手はペチペチペチとマバラ。やっちまったのか!?そう思った。来場者の皆さんは、何か面を食らった感じの印象だった。突然暗くなり、映像が流れて、今まで北海道のバスケ観戦で出くわしたことのない瞬間。『え?何なに?何が起きた!?』とドヨドヨするような雰囲気だったのがとても印象的だった。

 

 

僕らは良いモノを納品したことに自信はあったので、まだ雰囲気になれてないのかな?と思うことにした。そう思い込むしかなかった(苦笑)正直僕の心臓はバックバクで、クラブさんに迷惑をかけてしまったかも!?と本当にハラハラしていた。

バスケの試合は土日連続で行われることが多い。節と呼ばれ、2試合が連日行われる。↑は土曜のこと。そして日曜、会場がまた暗転し、僕らのオープニング映像が流れた。

👏👏👏👏👏 👏👏👏👏👏
👏👏👏👏👏 👏👏👏👏👏
👏👏👏👏👏 👏👏👏👏👏

映像が終了すると、大きな拍手に包まれた!!!本当に心が震えて、涙が出てきた。やったな!うちのクリエイター!こんなにたくさんの人たちが映像を観て拍手してんぞ!興奮してんぞ!と。最高の気分になったことを覚えてるし、一生涯忘れないだろう。

今ではファンの方々からの発信で、映像中の音楽に合わせてクラップが起こり、オープニングのセレモニーとして定着した。観客の皆さんが、最高に盛り上がる空間を一緒に創ってくれている。本当にありがたい。こんな景色を日本で見たかったんだ。感謝してます、とっても。ありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。更に一緒に会場を盛り上げていきましょう!!

僕はこの話を語る時、今でも思い出しながら泣いてしまう。このオープニングを納品した年の期末報告会(会社納会)で、この時の話を全メンバーの前でして、言葉を詰まらせ、涙を浮かべながら説明した。感極まったとは、このことだ。心が震えた瞬間だ。これがいかに尊いことか。それをみんなに伝えたかった。デジタルマーケティングを取り柄としてきたPSIが、リアルなブランディングを手掛けさせてもらえることになった大きな第一歩だった。

 

今後の話

 

スポーツは尊い。それなのに今、スポーツが止まっている。新型コロナCOVID-19の影響だ。だけど世界的には少しずつ動き出し始めた。僕らはその中で何ができるか?PSIとしては引き続き過去の映像を元に素晴らしい映像や動画をつくって皆さんに提供し続けるしかなく、未来のために腕を磨き、アイディアをクラブさんと話し合っていくしかない。中断期間を楽しめるように、色々な届け方で映像やコンテンツを届けていく。またリーグが再開し、熱狂や感動を生むプレーが繰り出され、それを皆さんの前にデリバリーできるまで。

50%動員や無観客試合が行われることもあると思う。観客動員は間違いなくスポーツチームの大きな収益軸で、それが失われる可能性もある。観客動員が減れば、露出の頻度は落ち、スポンサーからの収益にも影響がないとは言えない。この難局をどう乗り越えるかの模範解答はない。だから、チームファンの皆さん、そしてスポーツファンの皆さんにお願いしたいことがたったひとつだけあります。映像を少しでも楽しめたら、いいね!やシェアをして、周りの人にご自分の大好きなスポーツを広めてもらえると嬉しいです。スポーツの魅力を伝播させ、皆さんもスポーツを盛り上げる一員になってもらえると有り難いです。

僕がこんな心震わせる仕事をさせてもらえるのは、クリエイターのおかげ。彼らに常に感謝し、リスペクトし、僕はいかに皆さんにスポーツの魅力をわかりやすくデリバリーするかを問うて、とにかく腕を磨いていく。興奮はすれど、満足する成功は未だない。日進月歩だ。

 

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