コンテンツはすぐそこにある。掘り起こせ!!

最近、有り難いことにお客さんのWEBチームやWEBに関わるメンバーを集めての研修やワークショップを実施させてもらう機会が増えています。その中で新たな発見があったので、共有したいと思います。「コンテンツを作るのはなかなか難しい、、、。」という悩みがすぐに解決してしまうのでは!?という驚きの事実です。

 

コンテンツのアイディアは実はすぐそこにあった。

このサイトでも、コンテンツのアイディアを絞り出すのは結構難しい!ということは伝えてきました。実際、私もそう思っていました。しかし、研修やワークショップを実施していく中、課題をこなす参加者の状況を見ていて、いやいや、コンテンツのアイディアはそこら中にあるぞ!と気付かされたのです。これは本当に大きな発見でした。では早速、説明していきましょう。

 

用意する重要なモノはポストイットだけ。

ポストイットとペンとホワイトボードだけ

 

欲を言えば、ポストイットを貼るためのホワイトボードが欲しい。ただ、なければ壁や机でも十分です。準備するモノは以上。つまり、ここからは道具じゃない、脳みその使い方の話になります。

 

人を集める。

ここが一番の苦労どころかもしれない。社内で重要と思う人間の予定確保って大変ですからね。今回、私が経験した実例では、ひとつはWEBチームとして10数名いる会社だったため、研修の中で、その皆でコンテンツのアイディア出しをすることとしました。また、もう一方の会社では、WEBの担当者が2人ということと、営業マターでサイトのコンテンツに要望を出すことが多いと前もって聞いていたため、営業、そして、その営業アシスタントさんにも同席してもらい、ワークショップを行いました。

ここからはもう簡単です。あるお題をひとつ決め、そのお題について、必要と思われるコンテンツを各人に考えてもらい、ポストイットに書きまくる、という行為を皆で実施するだけです。私は少しだけ考えるためのフレームワークを用意しただけで、何もしてない。残り時間のカウントと、歩きながら各人のポストイットに書かれたコンテンツ案に「いいですね〜」と言って回っただけです。では、実際はどんな実習だったかを説明していきましょう。

 

コンテンツのアイディア出しはシンプルだ。

非常にシンプルな研修でしたが、効果としては最大の効果を生み出せたと思っています。実習自体が盛り上がったこと、参加者も意欲的に実施したこと、そして何より、コンテンツ化していくには半年くらいはかかるのでは?というくらいのアイディアが出て来たのですから。

1. コンテンツを考えるためのお題を決める。(約5分)

これは特に、事業上、皆で考えなくてはいけない内容にしておくと良いです。なぜこのお題について話し合わなくてはいけないのか?はファシリテーター(今回は私)が考え、資料にしておかなくてはいけません。このハードルさえ超えれば、皆が一丸となって必要なコンテンツについて考えてくれるわけです。協力体制はすでに万全です。

2. チームを分け、ザックリしたペルソナでいいから与える。(約5分)

人数が多い場合には、チーム分けをします。各チームには違った色のポストイットを渡す。チームごとに何かルールを持つのも良いと思います。例えば、お客様の年齢層が様々な場合は、チームごとに年齢層で縛りを設けます。20代、30代、40代といったように。各年齢層ごとに見たいと思うコンテンツは別でしょうからね。良く言う『ペルソナ』の入りの入り、くらいを意識してアイディアを考えてみると、また良い案が出てくるものです。

3. 長い時間はいらない。一気に発散させる。(約20分)

まずは20分、皆で考えるべきお題を解決するためにサイト内に必要なコンテンツは?を『ひたすらに』出し続けます。この際、ポストイットにとにかくアウトプットしていくことがポイントです。

 

思いついたことを好きなだけ、良いと思ったら躊躇なく書き留める

 

ここでは、特に注意すべき点がいくつかあります。

→ためらわない。とにかく小さなアイディアでも、出し続ける。
→実現可能性の考慮はいらない。
→実施のためのコストも考慮しない。

とにかく、思いつく限りの必要と思うコンテンツや、あれば面白いと思えるコンテンツのアイディアを出しまくります。ちょっと的を外れた意見もここではOK。これをご存知の人も多いと思うが、『発散』と言います。

4. チームに考えを浸透させる。(約5分)

さぁ、まとめて行きましょう。5分与え、チーム内での共有を行い、この後に控える発表の準備をしていきます。誰か一人が発表できるように、アイディアをまとめておきましょう。ただ、まだ数を絞る必要はありません。決してまだ削ってはいけません!

5. 短時間でプレゼンテーションする。(約10分)

コンテンツ案をホワイトボードないしは壁にどんどん貼り出してもらいましょう。これがまたビックリするほど集まっているのです!そう、『自由な』アイディアが。皆の意見を合わせると、ビックリするほどコンテンツ案は集まるのです。もちろん、実現可能性はドガエシの内容ではありますが。そこで、書いてある内容がすぐに分かるわけではないので、各チームの代表に説明してもらいます。各チーム持ち時間は2分で十分でしょう。こうした場で、プレゼンテーションの能力も付けていくことは大事です。一石二鳥な実習ですね。

6. 削らず収束へ。優先順位を決めれば良い。(約10分)

発表が終わり、収束を迎えたいと思います。ただ、コンテンツ案なので『削る』必要はありません。きっといつか必要になる案も多いでしょう。ただ、多くあり過ぎても、どこから力を入れて用意すれば良いか、どこから手を付けていけば良いか、が担当はわからなくなってしまうものです。なので、『実現していく優先順位』として、まずは3つを絞り出したいところ。各メンバーに『1人3コンテンツまで』ということで投票をしてもらいましょう。

7. 作るべきコンテンツが3つに決定。あとは実現に向けて動くだけ。(約5分)

投票結果を集計し、手を付けて行くべき3つのコンテンツ案はこれで出されたわけです。そして『惜しくも』その3つにはアブレタ良案も数多くあるでしょう。これは『貯金』します。まずは決定した3つに絞り、しっかりとコンテンツを作り込んでいきます。そしてその後、4位、5位と実施していけば良いわけです。もちろん『自由な』発想で集めたコンテンツのアイディアです。ここから実現するには?を考え、実行に移していって欲しいものです。

8. 繰り返す。

こうした取り組みは、一度で終わらせてしまわないようにしたいです。定期的に集まり、コンテンツ案だけでなく、同様に各人が言いたい意見を言い合える場を持つことは、組織の活性化には非常に有効です。こうしたグループディスカッションをぜひ継続的に実施をして欲しいと思います。

 

え?こんな簡単なことでできるの?

そうお考えの人も多いでしょう。そうなんです、思ってた以上にコンテンツのアイディアは簡単に集まるのです。今回のこのMTGでとても大切だったのは、以下の3点です。シンプルですし、簡単なことなんです。

『担当以外が参加したこと』

これは、WEBチームでの研修の際には、担当者からよりも断然その他のメンバーからの方が盛り上がるコンテンツ案が出てきました。全員がWEBを扱うメンバーですが、各メンバーは仕事の内容が一緒ではありませんでした。また、もう一方の研修では、営業や営業アシスタントからの意見が非常に活発でした。現場の声やアシスタントという、ある意味での素人よりのメンバーであったことが、一般的な意見を持っていて、いつの間にか当たり前としていたことを当たり前じゃないよ!と気付かせてくれるのでした。

このように、いつもは主にメイン担当として考えてない人の方がアイディアを出した方がフレッシュかつ面白い内容が出てくるものです。これは担当者が悪いのではなく、担当してるからこその特徴で、頭がもう固まってるんだと思います。もしくは実現可能性をどうしても捨てきれず、思考が広がらない。または予算も知ってるので、実現のための予算を考えてしまい、また実現性という足かせにハマってしまうのです。なので、積極的に担当者以外をミーティングに参加させるべきなのです。

『ファシリテーターがいたこと』

自分の存在を肯定するわけではないですが、参加者が考えやすいフレームを用意し、うまく意見が出るように導き出します。これがファシリテーターの仕事ですが、社内の人間では、なかなか出来るものではありません。自分も意見を言いたくなってしまう罠や、批判してしまう罠などがあり、全てを社内で実施をしていくには、色々と邪魔をする足かせがあるものです。少なくとも、同一部署内からのコンバートは避けた方が良いです。第三者であり、利害関係がない部署の人に依頼をすると良いでしょう。特に外部の人間はこうしたファシリテーション経験豊富な人間がおり、効果的な導入と意識付けとフレームワークを提供してくれるでしょう。

『目的が明確化されていたこと』

特に他部署の営業や営業アシスタントさんなどにこうしたミーティングに参加してもらうことはなかなか難しいです。ただ、しっかりと開催に当たり、参加までは約束されてるのであれば、会の責任者もしくはファシリテーターがなぜここにいるメンバーがなぜ集まっているか?をちゃんと理解してもらえるよう説明すべきです。もちろん、同一チーム内でも、WEBチームで広告担当、CS、運用、デザイナー、などとそれぞれの立場があるため、全員一致でなぜコンテンツを考えなくてはいけないか?の共有が絶対に必要です。逆にここさえハッキリすれば、会社のためにアイディア出しを手伝ってくれるに決まっているのですから。

 

巻き込む、明確にする、牽引する

 

必要なメンバーを招集し、参加者への説明で目的を明確化し、コンテンツ案の発散、収束、浸透、決定。かかった時間は約60分。1時間で思いもよらない数のコンテンツ案が集まるのです。とにかく、前述のポイントを意識して試して欲しいです。コンテンツはすぐそこに眠っています。それを掘り起こすのは自分たち次第なのです。

 

株式会社プラスクラス
代表取締役 平地大樹
http://plus-class.co.jp/

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