SEO屋さんに「コンテンツを作って下さい!」と言われても困るよ!

珍しくSEOについて、ということで今話題(?)のコンテンツのお話をしようかと。最近よくSEOをお願いしている会社に「コンテンツを作らないと順位はこれ以上上がりませんよ!」と言われることが増えたかと思う。そうなんですよ。なんてことはない。これは本当に抽象的な表現で、かつ、責任放棄的な発言だと思う。足りないものは本当にコンテンツなのか?外部対策なのでは?きめ細かな内部対策なのでは?そうSEO会社にも考えて欲しいものだ。

ただ、コンテンツが「足りない」と順位が上がりにくい、ということは間違いない。そして、コンテンツは、あるにこしたことはない、ということも間違いはない。そもそも、SEOの対策には主要ポイントが2つあった。

■外部リンクを集めるための外部対策
■html上の最適化を図る内部対策

ここに、Yahoo!がGoogleになったことから、ザックリ言うと、サイトのコンテンツがイケテナイとダメですよ、というGoogleの考えが色濃く反映されるようになったため、

■コンテンツを充実させるためのコンテンツ対策

これが必要になってきた。ただ、根底の話をすると、SEOのためにコンテンツを増やす、という考え自体間違っていて、コンテンツは見てくれるユーザーのために増やすもの。この時、忘れてはいけないのは、検索結果の順位というのは、Googleのアルゴリズムに基づいて各サイトが相対評価された結果だ、ということは忘れてはいけない。

つまり、SEOを実施する上対策ワードで上位表示を目指したい時に、検索結果上の競合がコンテンツが充実していれば、それはコンテンツの充実を図らなければならないし、逆に競合の各サイトがほとんどコンテンツを持っていない場合には、極端な例え話で言えば、無理して作る必要はないのではないか?とも考えられる。もちろん、競合がコンテンツが少ないからこそ、コンテンツを増やして畳み掛ける!というのもひとつの対策であり、私ならそうする。とにもかくにも、結果を社内では求められ、刻一刻と時間を過ぎ、上位表示できるまではそうも言ってられないのが現実だったりするので、何はともあれコンテンツを作らないといけないのだ。

そう、わからないんですよ。だって必要なページは一応サイトにもう用意されてるわけで、SEOのためにコンテンツ増やして下さい!って言われたって、何をすればいいのか、そんなこと簡単に思い浮かびませんからね。というわけで、このポストでは、オンライン上のツールを用いてこの悩みを解決する方法はないか?と考えてみました。今回紹介する方法は、もちろんのこと、ひとつの手法に過ぎません。なので、皆さんも色んな方法を考え、自社サイトに見合ったコンテンツを作りましょうね。

さて、どうコンテンツを作るか。答えは簡単。Googleは『ユーザーに有益なコンテンツを作りなさい』と”おっしゃってる”わけで、ユーザーが求めるコンテンツを作りましょう。いやいや、それがわかってれば苦労はしないよ、ということですね。そこで、今回はこんなツールを使ってみる。

Googleドキュメント。Googleのアカウントさえあれば、WEB上で無料で使えるドキュメントツールだ。MicrosoftのOfficeで言うところの、WordやExcel、PowerPointなどの代わりとなってくれるとても便利なツール。このツールを使って、ユーザーが望むコンテンツはなんなのか?を直接ユーザーに聞いてしまおう、という魂胆だ。

そこで、今回は上図の中段に5つ並んだアイコンから、一番右の『フォーム』というのを使いたい。早速、まずはGoogleドキュメントに入ってみると下図。

作成から、「フォーム」を選択し、各項目を埋めていく。ちなみに、今回は「ラジオボタン」で作成しているが、他にはチェックボックスや、テキスト(=フリーコメント)、などなどがある。まぁ色々触ってみると良いかと。非常に面白いですよ。

入力を終えたら、「完了」を押す。完成乙。あとはこれをサイトに貼り付けるだけなので、タグを発行。

右上の「その他の操作」から「埋め込み」を選択。

出てきたタグをコピーし、サイト内に貼り付けるだけ。イメージはこんな感じに。

 

無料なんだから、Googleドキュメントへのリンクが表示されることだったり、めっちゃかっこいい見た目でもないことは、潔く諦めましょう。このようにサイトにアンケートを設置し、回答が集まってくると、Googleドキュメント内で集計が可能に。

さぁ、これでユーザーが望んでいることが回答が集まれば見ることができるわけだ。SEOとは関係なく、サイト内で常にユーザーの意見を集めることは非常に有益で、クックパッドはサイトのトップページのサイドバーにドドンと常に表示させている。もっと言えば、無印良品はユーザーの声を集め、商品開発に活かすという動きまで取っている。とても有意義な活動だと思うし、ユーザーもそれなら買うだろうし、今後のロイヤリティも上がるだろうと確信できる。なので、アンケートの実施はとってもオススメ。

で、ここまでなら、別に誰でも考えられることだと思うし、そんなにSEOな感じでもないので、私なりのちょっとした工夫も紹介しようかな、と。

SEOのためのコンテンツを増やしたいなら、対策してるSEOのワードと関連のありそうなコンテンツを作りたいものだ。上述したアンケートというのは、設計さえしっかりやれば非常に良いツールだが、見当違いな質問ばかりをすれば、全く以て意味をなさない回答ばかりが集まり、それはもう悲惨だ。そこで、下記は完全に”妄想内での一例”としてやり方・考え方を挙げたいと思う。

まず、対策ワードが『賃貸』だとしよう。とにかく難しいですよね。そこで、賃貸に関連のあるワードってなんなんだろう?そこから入る。いつもサクッと使える意味で使うのがこちら

共起語と思われる単語を出してくれます。ここで断言しておきたいのは、なんでも言えることだが、ツールはツール。完全に信用してはダメ。ということで、このツールから出てきたワードを使って戦略を練っていく。今回は一例だということをお忘れなく。

共起語(と思われるワード群)の中で、『ペット』に注目してみたい。では、『賃貸』の検索結果を見てみる。人によって検索結果は違うものの、私が検索した場合には、1位がCHINTAI、2位がアパマンショップ、3位がエイブル、4位がアットホーム、で、5位が大東建託といった形になっているので、この上位5サイトを比較してみる。さて、各サイトに、ペットコンテンツはあるか?特にトップページで『賃貸』を対策している以上、トップページにもその共起語(と思われるワード)が入っているべきだと考える。

はい、見てくれただろうか?結果は5位の大東建託のサイトだけ『ペット』のコンテンツへの誘導バナーやリンク、記載がない。だから5位なんだ!とは決して言えないことは、もうわかっていただけてますよね。ただ、コンテンツの対策もしかり、SEOをやっていく上で、こうした順位が上がっている競合がやっていることをやらない、というのは、やはりコンテンツ不足だと認識されてもおかしくはないと私は思う。

ということで、『ペット』のコンテンツが足りない、ということがわかったので、ユーザーに『ペット』のコンテンツで何が必要なのか?を聞いてしまおう。それを前述したGoogleドキュメントで実施するのだ。そうすれば、ただのペットコンテンツではなく、ユーザーに求められているペットコンテンツを作ることができる。一例として、質問とその意図を考えてみる。

・ペットを飼っていますか?
→ そもそも、ペットコンテンツが必要なのか?そこで戦うべきか?を検証する。
・ペットを飼う時に、お部屋でどういうところが不便だと思いますか?
→ ここが聞き出せれば、この悩みを解消するような軸で検索やコンテンツを持てば良い。

などなど、ユーザーにサイトを使ってもらいやすくする、という観点と、コンテンツを作るという観点から、知恵を絞って考えたい。

さて、、、、ここで、ちょっと残念なお知らせです。

今回の例では全部を見るのは正直面倒なので、下位を見ていない。実は、6位のSUUMOを確認すると、『ペット』のコンテンツはあるのだ。つまり、大東建託のサイトが『ペット』のコンテンツがないから5位より上がれない、のではない、ということがわかる。6位のサイトは『ペット』のコンテンツを持っているのにも関わらず、6位なのだから。検索エンジンは様々なファクターを絡み合わせて順位を決定しているわけだ。んー、SEOは難しい。

ただひとつのファクターであるコンテンツを切り出して考えることはナンセンスだし、私もやらない。しかし、順位を上げていくには何かしらの対策を講じたい。そんな時には、上位サイト、自社サイト、下位サイトのある程度の数のサイトにおいて、他の様々なファクターも共に調査し、何かしらの足りないファクターを見つけ出し、そして埋めていく方法を考えていかなければならないことは周知の事実だ。

それが、外部リンクなのか、htmlなのか、はたまたコンテンツなのか、それは調査をしてみないとわからない。ただ、上述のように、ユーザーに好まれるコンテンツを作り出す方法はあるのだから、しっかりとそうした態度でコンテンツ作りに向き合いたい。かつ、SEOのため、を考えるのであれば、競合サイトと徹底的に比較し、足りないコンテンツを炙り出し、そこにリソースを投下していく、ということも大事だということを忘れて欲しくない。検索結果は相対評価であり、ひとつの指標で決定はしていない。多角的に競合と比較し、足りない部分は埋めていけるように試行錯誤したいものだ。

最後に声を大にして言いたいのは、たしかにコンテンツだけでは上位表示は可能にならないものの、少なくとも、新たなコンテンツを作ることで、そのコンテンツに直接流入してくる流入数は稼げるし、様々な意図を持った検索ユーザーの検索ニーズに対応できるコンテンツがひとつ増えることは間違いなく、新たにコンテンツを作るということは、非常に有益なことである、ということだ。

SEOは1日にして成らず。
常に勉強していきたい。

 

平地大樹

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3件のコメント

  1. hirachi wrote:

    私の書き方が稚拙だったため、意図と違う捉え方をされてしまったので、16〜20行目に加筆しました。SEOの効果もKPIも、決して順位だけではありません。

  2. […] SEO屋さんに「コンテンツを作って下さい!」と言われても困るよ! […]

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