2018
12.31

プラスクラスの “スタンダード” 〜経営理念の再定義〜

経営

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2017年にブログを1記事公開し、それからはや1年と3ヶ月。2018年も結局ブログ記事は1本になってしまいました。ま、来年もきっと1記事になるかな、頑張って書きます(爆)

タイトルの通り、まずは最初に新たに僕らの会社で制定したプラスクラスグループの新 “スタンダード” を発表したいと思います。

 

新スタンダード

 

色々な想いを込めて、想いを馳せて、このスタンダードに辿り着きました。役員とマネージャーでたっぷりと時間をかけ、とにかく「わかりやすく」「覚えやすい」「いつでも照らし合わせられる」ことを重視し、僕ららしさ、プラスクラスらしさ(イズム)をどう伝えていくか、という観点で創り上げました。

『私たちは、常に思考し、常に学び、進化し続ける。』

良い感じの言葉が紡げたな、と自画自賛ですが、思ってます。学びが先だと頭でっかちになってしまうし、思考するだけでは止まってしまうし、迷いが大きくなってしまう。常に思考し、常に学ぶことで、アウトプットとインプットが連続し、あとは行動に移すだけできっと進化していけるだろう、と。あとは、成長ではなく『進化』というところがポイントです。

 

なぜスタンダードが必要だったのか?

理念を再定義会社メンバー全員に説明した際の資料を抜粋して画像で出していってます。

 

早いもので、プラスクラスを設立して8年目になり、社員もインターンも引っくるめて20名強とメンバーが増え、良い人財が集まっているものの、各人のベクトルや方向性、価値観なども多様化してきました。このこと自体は良いことなんですけどね。

特にスポーツ事業であるプラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社(以下PSI)においては上場することも視野に入れていて、プラスクラス本体も、本体そのものの強化と、ネクストPSIとなる新規事業を次々に創造すべく、これからさらに会社を伸ばしていこう!強くしていこう!というフェーズで、改めてメンバー全員の認識や方向性を合わせることが必要になっていました。

 

会社に評価ツールを導入した

 

再定義しないとな、と考えるキッカケになったのがツールの導入でした。役員からの提案で、リンクアンドモチベーションのモチベーションクラウドを導入し、今の会社の健康状態はどんなものか?を調べ、そこからわかった課題をしっかりと認識して、組織として対応していこう!と理念の再定義とは別で、並行して導入を検討していました。

そもそも僕はこういった仕組みの利用は推奨派ではないんです。ツールを利用することで、「通知表」みたいなモノが出てきてしまうと、良い意味でも悪い意味でもなんだか出てきた数値に大きく左右されてしまいそうで。なので、いうてもツールなので、このツールから出た数値を “鵜呑みにするのではなく、どう使うか?” ということにフォーカスするように活用を促してきました。ここは僕が重視した導入におけるポイントです。数値だけ見て「低いですね、改善しましょう」→「数値が上がりましたね!良かった!」という稚拙なやり取りが生まれることは不毛すぎる。でも結構いろんな会社でそれが起きてると思っていて、ツールの結果に左右されてはダメだよ、と強く伝えたいですね。

僕的にはもう一点、「役員からの提案」というところにも導入を決意したポイントがあり、会社を良くするために彼らが考えて提案してくれたことに『投資をしよう!』と決めたことも大きな理由でした。これで成果が出ようが出まいが、ツールなので僕は『まぁこんなもんだ』と思うはずで、成果が出れば、役員を褒めることになるんだと思います。とにかく会社を良くしよう!と考えてくれてることに価値があるし、そのために何かアクションを起こしていこう!と動いてることもとっても価値があること。だからその歩を留めることはしたくないな、と思ったわけです。

で、実際に役員の提案に“乗っかって”みて、結果良かったな、と思っています。現状では2回のテストを実施して、未だ一般的に見れば高い数値をキープできており、ひとまず “数値” としても良かったな、と思っているところです。自分たちの会社の中での判断として、ではなく、多数の企業が導入していることから、一般的に見て「うちの会社ってどうなんだっけ?」というのが比較してわかるところも、良い点かもしれません。別にそれで満足とか安心する、とかではなくて、他の会社を知らない会社メンバーとしては、それがひとつの指標となるだろう、という意味で。

そして、大事なポイントである『中身』としてもなかなか興味深くて、みんなはこんな風に感じてるんだ、などと数値的にわかり、2度目のテストではそこに変化もあり、面白いもんです。やってみて、の大きなキヅキは、自分が思っていた以上に、感じていた以上に、経営理念や会社の方向性の理解が社内的に低い、ということでした。これは数値に一喜一憂しない!と決めていた僕だったけど、結構ショックでしたね(苦笑)

 

スタートアップに必要なメンバーの意識

 

まぁツールの話はさておき、僕らみたいなスタートアップかつベンチャー企業は、安定した環境も、十分な給与も、メンバーに与えてあげることはできません。だからこそ、理念やビジョン、ミッションに魅せられてメンバーになることが多いかと思います。もちろんプラスクラスも、僕や創業メンバーの熱い想いや情熱に魅せられてジョインしてくれるメンバーが多いのは事実です。

ただ、先述した通り、『理念の浸透が弱い』という結果が出てきたことに、ちょっと課題があるな、と感じました。その創業の熱い想いや情熱が皆に伝わっていない!?船上員全員で向かう方向に一心に向かうべき組織なはずなのに、その方向性が示せてない!?という可能性を含むので。僕なりにだけど色々と考えてみて、3つの明確な理由があると想定しました。

・そもそも理念てなによ?と思うメンバーも多いからうまく回答を引き出せてない
・実際に理念を掲げて今まで都度伝えているわけでもなかった、、、かも?
・理念の内容が理解できてなかった、腹落ちしてなかった可能性もある

ちなみに、これまでの理念関連は、以下のようなものでした。

 

今までの経営理念 "フィロソフィー"

 

僕らのような『理念経営』の組織で理念が浸透してない、というのは結構な問題で、わりと常に意識して伝えてきたことだっただけにショックでした。この以前のフィロソフィーは、当時の会社メンバー皆でそれぞれの価値観について共有し、会社ではこんなことを大事にしていきたいよね、という共通認識を図ったときがあり、そこで話した内容を言語化したものでした。『成長に寄与する』今でも大好きな言葉であることには変わりありません。

ただ、やはり「寄与」という言葉含め、わかりにくかったのかな、とも思います。成長という言葉も感じ方は人それぞれで、少し具体性にも欠けますしね。また、そのフィロソフィーやミッションについて、改めて皆に伝えたことがなかった気もします。都度重要な会議やMTG、全社会議などでもっと伝えてきていれば浸透していたかもしれません。

この意識の統一は、今僕らの会社で非常に重要なことだな、と認識できたのは、ツール導入の価値があった、ということかもしれません。たぶんだけど、ツールの導入がなくてもタイミングで一致感には課題を感じ、改めてそのタイミングで決めよう!となったと思うのだけど、ツールの数値がトリガーになり、早めに意識させてくれたのだと思います。あとはこの数値を上げることを目的とせず、しっかり現状の認識として意識して、これから皆の向かう方向性を言語化し、皆に浸透できる言葉で表現することが必要となったのです。

 

新スタンダードが生まれた背景

 

せっかくの変革期、それを示すような言葉なので、普遍的な言葉にしたい。そういう強い想いがありました。僕らの北斗七星であり、地図であり、行動や判断をするときの指針となるもの。それが僕らのスタンダードなので、今の世の中の仕事のあり方、という側面からも思考しました。

今、世の中は目まぐるしい変化が起きており、日に日に仕事という部分でも変化が生まれています。今まではホワイトカラーとブルーカラーというキャリアの分け方が大まかにあって、ホワイトカラーは知的財産や知的活動をお金に変えてきました。ただ、この様相に変化が生まれているよね、と菅原健一さんから話を聞き、本当にその通りだな、と思いました。ホワイトカラーの中にも、ホワイトカラーとブルーカラーが生まれている、という概念です。

ホワイトカラーの中にもブルーカラーが存在する

 

単純なブルーカラーは、力仕事をメインとする、労働力としての質より量が問われてきました。この考え方が、ホワイトカラーの中にも生まれている、ということです。例えば、コーディングだけを一日中している仕事や、広告のバナーだけを一日中作成している仕事、リスティングの入稿作業や“利用率”だけを意識した作業、パソコンへの入力補助や簡単な数値入力の代行など、厳しい言い方をすれば『単純作業の仕事』をしている層が一定数いて、それをホワイトカラーのブルーカラーと定義づけ、ホワイトカラーのホワイトカラーは、本当の意味で頭を使い、思考をこらし、アイディアを売る仕事、つまり脳みそをフル回転させて仕事をする層、とプラスクラスでは定義づけしました。

このホワイトカラーのブルーカラーであると、この先仕事を失いかねない、というのが僕らの考えです。AIの発達発展により、知的労働の「量」はAIの仕事に置き換わっていくものと考えます。AIの活用は、無償で提供されているAIも出てきているし、コストも安く、きっとこれから更に容易に市場へ展開されていくと想像しています。

逆に、ブルーカラーについては、労働力の置き換えには産業ロボットやラインの整った工場などが必要になるため、ある程度の規模や費用を用意できないと活用できなく、まだまだ拡がるにも、広く活用されるにも、少し先だと想定しました。つまり、今一番キャリアとして危ないのは、ホワイトカラーの中のブルーカラーであることが理解してもらえると思います。こうして、キャリアや仕事のあり方が時代とともに変化してきています。

また、weworkやノマドといった “働き方” の変化。副業や自宅作業、そして海外旅行をしながらの仕事を会社としても受け入れるなど、“仕事のあり方” のみならず、“働き方” も大きく変化しています。時代の変化に合わせ、この環境に適応すべく、私たちは「進化」を遂げなければいけない。進化することができなく、停滞が起これば、僕らは絶滅する。僕らの会社が絶滅するとき、それは倒産、ということになります。

進化は成長とは違い、変化を伴います。成長は身長が「縦に伸びた」だけでも成長です。体重が増え、横に大きくなったとしても、それは成長です。ただ進化は、その伸びた身長を活かしてこそ。その成長を活かして次のステージに登った人こそが進化を体現していて、“進化人”といえると考えます。

 

出来上がった新スタンダード

 

僕らのスタンダードの根底にあるもの。それが今まで書いてきた内容です。僕やプラスクラスの経営陣は、会社経営を通して人財の育成に力を入れていて、プラスクラスにい続ける人も、プラスクラスを卒業していく人も、どちらにしても、「プラスクラス出身の人財はイケてるよね〜」と言われるような会社でありたいな、と思っています。それが結果僕らの会社を良くすることに繋がる、と確信しているので。メンバーには、やっぱり社会に必要とされる人財になって欲しいし、そういった人財を輩出してこそ、と思っています。

ビジネスパーソン人生をサバイバルできる人財になって欲しい。そんなメンバーが集まる場所がプラスクラスで、創り上げたい世界観は、整って木が植えられた植林地ではなく、アマゾンのような一見無秩序に見えるバラバラグシャグシャ感も、実は自然の摂理という“スタンダード”に則った統一感がある、という組織です。そんなアマゾンの中で生き残っていくためには、進化をし続けていかなければなりません。移り変わる自然への適応は、「変わらない」という停滞では無理で、常に時代やその時折に適応できるような進化が必要です。

そしてこの「進化」を遂げるために必要なこと。それは突き詰めると、

・常に思考しているか?
・常に学んでいるか?

というシンプルだけどおざなりになりやすく、実現し続けることが難しい行動指針で表現することができました。そこで、この進化し続ける人財であるために必要なこと、「常に思考し」「常に学ぶ」ということを会社のスタンダードにしました。まさに普遍的なモノ、です。僕らが今こそ必要とすべき、大事にすべきスタンダードは、至ってシンプルだったわけです。

 

『私たちは常に思考し、常に学び、進化し続ける。』

 

非常にわかりやすく、良い言葉になったと自負しています。皆さんはどうですか?言葉を見るだけで、『意味』は理解できるかと思います。シンプルだからこそ、深みもあります。もちろん、行動し続けることの難しさも。この言葉をしっかりと受け止め、普段の生活からこのスタンダードに照らし合わせて行動や判断をしていくことで、大切なプラスクラスのイズムは受け継がれていく、と確信しています。

 

スタンダードの徹底のために

 

今回、このメッセージをとにかく強く表現したかったこともあり、見た目にも変化があることが大事だと考えました。そこで僕が依頼したのは、新進書道家の八戸氏へのビジュアルデザインでした。この力強いメッセージを強烈に伝えるには、やっぱり『書』しかないんじゃないか、と。冒頭でも掲示した画像と、この画像をご覧ください。

 

進化

八戸氏はニューヨークと札幌に活動拠点を持ち、世界的に注目を集める書道家です。彼とは2017-18シーズンの千葉ジェッツふなばしのビジュアルを製作していたこともあり、札幌で共通の友人に引き合わせられ、出会いました。紹介された直後から、昔からツルんでいる仲間のように話していたことを今でも忘れません。

プラスクラスのスタンダードを力強いメッセージにしたい!と思ったときに真っ先に浮かんだのが八戸氏でした。まだ上記の画像はサンプルとして納品してもらったものですが、このスタンダードを発表した際に、役員にも八戸氏にお願いしたことは伝えてなく、この書を初めて皆の前に出したわけですが、「おぉー!かっこいい!」「すごい!」という声がたくさん上がり、僕の判断は間違ってなかったな!と確信しました。完全に自己満ですが(笑)

こんな風に社内で飾りたいと思います(爆)

佃プライド

 

いやもっとかっこよく飾りますけどね(爆)

クリエイティブは、メッセージを最大限届けるツールだと僕は考えます。これはマーケティングにも関わってくるものだと確信しています。このクリエイティブとマーケティングの融合は、プラスクラスグループとしてとっても大事にしているものです。「マーケティング脳」と「クリエイティブ脳」を持つことは、今後非常に重要なスキルになってくると位置付けており、どうしたらこれらが育つか、を今後も検証していくつもりだし、追い求めていくつもりです。それはつまるところ、ホワイトカラーの中のホワイトカラーへの近道だと確信しています。

このクリエイティブ思考とマーケティング思考を持つ、ホワイトカラーのホワイトカラー、『未来のモテ人財』を育成するために、本スタンダードを重んじていきたいと思います。プラスクラスは2018年、堅調に成長しました。悪くなかった。でもめっちゃ良い!とまでは言えなかった。まだ進化は遂げていない。2019年、確実に進化の年にしたく、このスタンダードを胸に、日々取り組んでいきます。大きな変化の年になることは間違いなく、2018年に仕込んできた様々な種が芽を出し、花を咲かせることでしょう。来る年のプラスクラスグループにもご期待ください。皆さま、本年中は大変お世話になりました!また来年もよろしくお願いします!!

 

株式会社プラスクラス 代表取締役ファウンダー
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社 代表取締役インキュベーター
平地 大樹

 

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