2017
09.06

人材価値を語る時に使う4つの成長ステップ

キャリア

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経営者になって、人財(僕は人材のことを僕が語る人材の時のみ人財ってよく書きます)について語ることがとても多くなったなぁと感じてます。僕らとして「採用するならどんな人材が欲しい?」みたいな話もよくしますし、経営者仲間と「どんな人を採用すれば事業がドライブできると思う?」なんてことも飲みの席でよく語られる話題になったものです。本当に採用は経営そのもので、人財について意識しない日はないんじゃないかな、と思います。

どういう人財が、って時に必ず説明する”僕なり”のフレームワークがあって、今日はそれを説明しようかな、と思っています。人財には大きく分けると4つの成長ステップがあると思っていて、『どこのポジションにいれば良い』ということではなく、世の中(経済圏)的に『成長するほどバリューが高い≒給与が高くなる≒企業内で重要なポストにつける』という意味合いで認識してくれれば幸いです。僕が提唱する4つの人財価値のステップの中でこのバリューが最も高いのは、『自家発電人財』にある、と考えています。

 

自家発電人財

 

自立→自走→自家発電→発電所

 

よく聞く人材要件に『自走できる人材』というものがあります。僕個人的にも”もちろん”自走人財であって欲しいと思っていて、ただそれは僕としては”必要最低限”だと思っています。自走できる人財というのは、正直な話、そこそこいます。そこそこいる、となると、人財価値としては弱いですよね。僕が『この人欲しい!』と思う人財要件は『自家発電』人財です。ただこれは正直ほぼいません。なので、この自家発電人財に”育て上げる”ということが僕の人生を賭してトライしていくミッションだと思っています。まずはひとつずつ僕が使っている意味合いを説明していきたいと思います。

 

自立

 

僕が定義する自立とは、字の通りで、自分の力で立っている人、です。会社の名前に”寄っかかって立てている”人ではなく、自分の足で立っている人。自分の成長には何が必要か?を”考えること”ができ、”実行できる”人です。

わかりやすい例を出すと、成長のために必要な本を読んでいる人。セミナーに参加している人。そんな人です。でもこの自立人財が僕の成長ステップの中で一番下に位置している人、というのはここから先を読み進めればわかってもらえると思います。

<<自立の定義>>
・自分の成長のために何が必要かを考え、実行している人
・自分の成長のために本を読んでいる人
・自分の成長のためにセミナーなどに出席している人
・自分の成長が重要だと思う人

 

自走

 

もちろん、自立した後に可能になることです。自走も字のままで、自分で走れる人、です。先述した通り、この自走人財はよくいろんな会社から求められます。僕も最低限自走の能力は持っていて欲しいな、と思う成長過程です。定義を先に言うと、

<<自走の定義>>
・自分の成長のために何が必要かを考え、実行し、日々実践している人
・自分の成長のために本を読み、実際に日々の生活に落とし込んでいる人
・自分の成長のためにセミナーなどに出席し、実際に日々の仕事に落とし込んでいる人
・自分の成長が会社の成長に繋がると思う人

こちらも例を出すと、セミナーに参加し、『なるほどぉ!』と思うだけでなく、翌日の仕事にそのセミナーで聞いたことを”実践して活用している”人です。結構セミナーに出るだけで満足してしまって、『なるほどぉ!』止まりな人って多いんですよね(汗)たぶんそれだと、そんなに成長してないです(苦笑)でも、”学び、実践する”人は、勝手に自分のために成長していってくれる人で、企業からしたらそんなに有り難いことはなく、本当に必要で重要な人財です。会社にいるメンバーすべてがそういった人財であれば、会社の成長は間違いないでしょう。

なので、この自走人財を世の会社は欲しがるんですよね。たぶん自走人財は、トップ営業マンであり、トップエンジニアであるんだと思います。これで十分だろう、という人も多いと思います。ただ、組織はひとりの力でどこまでも大きくはなりませんし、ひとりの力というのは、起業家ほどは大きくなく、そこにはやはり限界があります。自走人財がひとりいれば会社が勝手に成長していくか、というとやはり違うでしょう。では自走人財よりもさらにグレードアップした人財はなんなのか?それを表現したのが『自家発電』人財です。

 

自家発電

 

ひとりで立つことができた。
走り出すこともできた。
その走力を使って、発電することができる。

これが自家発電人財です。今まで使ってきた例に沿うとわかりやすいかと思います。

セミナーに参加して、なるほど!と思うだけの人は自立人財。
セミナーに参加して、得た知識を仕事に活用する人は自走人財。
セミナーに参加して、得た知識を仕事で活用し、効果がある!使える!と感じた知識は他のメンバーにも共有する人が自家発電人財。

周囲へ好影響を与えられる人財。これが一番人財価値が高いと僕は思います。悪影響を及ぼす人もしばしばいますが、そこについてはココでは語りません(苦笑)この自家発電人財になれると、僕はマネージャーレベルになるべき人財だと判断します。要は、企業の中でも非常に価値がある人財となり、その仕事への対価も大きくなるべき、と考えています。

ただ、自走人財と自家発電人財とは大きな溝があり、自走人財の中でも自家発電人財になれるのは10%くらいなのではないでしょうか。だからこそ貴重であり、重要なポストにつける、ということですよね。定義を改めてここで書きたいと思います。

<<自家発電の定義>>
・自分の成長のために何が必要かを考え、実行し、実践し、仲間に共有できる人
・自分の成長のために本を読み、実際に日々の生活に落とし込み、効果のあることを人に共有できる人
・自分の成長のためにセミナーなどに出席し、実際に日々の仕事に落とし込み、効果のあることを人に共有できる人
・自分の成長、ひいては仲間の成長が会社の成長に繋がると考えられる人

こういう人財こそ、会社は必要とします。こういう人財こそ、会社にいれば勝手に会社が成長するはずです。こういった人財は、今いる会社にいてもいなくても、人財価値は高く、どこに行っても良い待遇を得られると確信しています。

 

発電所

 

人財で発電所?と思うかもしれません。改めてお伝えすると、自家発電人財が自ら成長し、人に好影響を与えられる人財だとすると、発電所は、それを仕組み化できる、もしくはその箱を創ることができる人財という意味合いになります。要は、起業家ないしは経営者、ということです。

発電所は電気を作り、電気を送る仕組みを提供し、その仕組を組織で運営しています。起業家や経営者も、サービスを創り、サービスの提供をし、さらに組織の中ではビビビ!とくる刺激や熱(量)などを伝播させています。まさに発電所なんです。ただ、この起業家や経営者の要件≒発電所人財の要件・定義はかなり多岐に渡るので、今回の記事では言及しないものとします。この説明で大枠を掴んでもらえたら嬉しいです。

 

ステップの理解の先にあるもの

 

ここまで長々と人材価値を語る上での僕の提唱する成長ステップを説明してきました。ではこの成長ステップの中でどこにいればいいのか?どこにいると好まれるのか?欲されるのか?が気になるポイントですよね。これは、実際は企業のステージやフェーズによって違います。企業のカラーにも依るかもしれません。ただ、間違いなくその企業を”強くする、どこでも欲される人財”は冒頭でも述べた通り、自家発電人財です。

組織や人財を語る上で今も昔もよく語られるのが”中間管理職の重要性”だと思います。「中間管理職は大変だよ、上にも下にも挟まれて。。。」なんてことも聞いたことはあるかもしれません。ただこんな発言をする中間管理職がいたんだとしたら、その企業はすでに弱い組織に成り下がっていると断言できるでしょう。それくらいこの中間管理職が大事なポストである、ということです。経営者が重要であることは企業としては当たり前のことであって、やはりその経営者を囲むマネジメント人財こそが、その企業の強さを担保してくれるモノだと考えます。

この中間管理職にこそ、自家発電人財が抜擢されるべきなのです。経営者の声や考えを受け取り、彼らなりに咀嚼して、彼らの言葉でいかにたくさんの人に届けるか、いかにたくさんの人に浸透させるか、特に社内のメンバーに経営者が語るのと同じような熱量で語り、腹落ちさせることができ、動かすことができるか、これこそが企業の強さを創り上げるポイントと確信しています。もちろん経営者が自らの声でメンバーに伝えることも重要ですが、どうしても経営者とメンバーの間では温度差が生まれやすいモノ。この温度差を埋める、繋ぎの存在こそこの中間管理職であり、マネジメント層であり、ここに自家発電人財が役割を担うと、勝手に組織は強くなり、この強さにも厚みが増します。イメージはできますよね?

 

 

ここまで言うと、経営者の方から「ではどこに自家発電の人財がいるのか?」と聞かれそうです。こればっかりはなかなか簡単に出会うことはできません。その素養を持っている人材はいるものの、自ら発電というレベルまで達している人財は多くはありません。それがもしいたとしても、すでに発電していたら、どこかの企業で活躍し、良い待遇で働いていることと思います。

ですから、僕としては自走人財を自家発電人財に”育て上げる”ことを推奨したいと思います。

 

 

・どうやって育てるか?(経営者目線)
・どうやったらなれるのか?(メンバー目線)

ここがポイントになってきますよね。ただこのネタについては、ここから書き始めるとさらに2倍・3倍のテキスト量になってしまうので(苦笑)、今回はここまで。僕の提唱する4つの成長ステップをご紹介させていただきました。追って上記の2点については記事にしていきたいと思います。自分で言っといてなんだけど、これは重いネタだ^^;;

 

株式会社プラスクラス
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社
代表取締役 平地大樹

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